今、京都の集客ライティングメソッド習得セミナーの
準備をしています。
これまで自分が実践してきた文章術を
体系化する作業は、ほんとうに楽しいですね。
セミナーというのは、
自分のメソッドを整理、体系化するのに
うってつけです。
自分が普段やっていることを、
客観的にトレースして、
ああ、こうやってるな、、
ああやってるな、、、
と分析していくんですが、
その作業がほんとうに刺激的でおもしろい(^_^)
今回、セミナーで重きを置いているのは、
参加者さんに、
「頭でわかった!」
でおわらず、
「書けるようになった!」
まで到達していただくことです。
ですから、理屈うんぬんの前に、
まず、書ける「型」をお渡してしまいます。
「こういうふうな手順で書きましょう」と。
そして、
その「型」どおりに
書いていただきます。
実際に、「手を動かす」ことで、
体にしみこませます。
体の動きと、脳の記憶は、直結してます。
習慣を変えるには、
脳の記憶を書き換えて行く必要があるので、
やはり、
何度となく「手を動かす」ことが大切になるんですね。
そして、
「型」のとおりに書くと、
それなりに、プロっぽい文章になります。
ただ、不慣れな「型」をつかうため、
やはり荒削りな文章ができあがりますよね。
そこで、
次に渡すのが「文章テクニック」です。
これまで文章本やセミナー、教材などで
文章テクニックはたくさん勉強して、
実践してきたので、
それらのなかで効果てきめんな上質な技法を
公開します。
これによって、
「荒削りな文章」から、
「洗練された文章」に変化していきます。
ケーキでいうと、
見栄えがするように
デコレーションをしていくような感覚ですね。
しかし、文章というのは、
うまいだけではだめなんですね。
極論をいえば、うまくなくても、いいんです。
読み手の心が動き、
期待どおりの行動をとってもらえれば、
つまり、
書き手の目的が達成できれば、
文章はへたでも構わないんですね。
問題は、
読者にどれだけ迫れるかということです。
うまくても、
読者との距離がうまらなければ、
「自分とは関係のない、ただのうまい文章」
としてスルーされてしまうだけです。
今回の文章セミナーで、
一貫して伝えていく「マインドセット」があります。
それは、「読み手に近づく」ということです。
反応が出ないブログやメルマガのもっとも典型的な原因は、
「読者との距離」が開いていることなんです。
わたしたちは、
もっともっと、読者に「近づく」必要があるんです。
読み手からは、近づいてもらえれば理想的なんですが、
それはないと思っていいんです。
読み手も、いろんな情報に囲まれていますから、
そもそも、気づいてすらもらえないかもしれません。
気づいてもらったとしても、
興味をもってもらえなければ、
すぐに右上にある「×」ボタンを押されてしまいます。
「近づく」ことで、
反応が出始めます。
共感者やファンが増えます。
その結果、セミナーにも参加してくれるようになります。
では、読者に「近づく」ためには、どうすればいいのか。
今回の文章セミナーでは、
「読者に近づく技術」を徹底して掘り下げることになります。
これは、テクニックではないんですね。
こうすれば、うまくいくという
ものではありません。
ただ、
近づく技術の精度を高めることはできます。
まずは、
「読者との距離が開いてしまう原因」を
知ることです。
例えば、
「うまく書こうとして、読者が置き去りになっている。」
ということがあります。
これは自分の文章に酔ってしまって、
読者の気持ちに立てていないパターンです。
一方的なメッセージや主張というのは、
どんなに想いがあふれていても、
受け手側が受け取りにくいんですね。
「相手目線になって、受け手側が
受け取りやすい言葉に変換していくこと」
これが大切です。
これは、
自分の文章がうまいか下手かというところにのみ
過剰な意識が向いてしまい、
読者が置き去りになっていることが多いんですね。
文章の巧拙というのは、
やっぽどひどい文章でなければ、
それほど影響はないものなんです。
どれだけ、読者目線で寄り添えているかが肝心です。
また、
「読者の反応に神経質になりすぎて、
文章が表層的になっている」
ことも読者との距離が縮まらない原因のひとつです。
こんなこと書いたら、どう思われるだろうか、、、
非難されないだろうか、、、
わかってないとおもわれやしないか、、、
偉そうだとおもわれないか、、、
自信過剰とおもわれないだろうか、、、
解除が増えてしまわないだろうか、、、
相手を傷つけやしないか、、、
などなど、
読者の反応に過度に敏感になりすぎて、
自分の考えていることを抑制して文章にしているパターンです。
これでは、
読者との距離はいっこうに縮まりません。
読んでいても、
「なにを伝えたいのか」わからないんですね。
読み手の反応を先回りして過度に敏感になりすぎて、
自分の思考を抑制して表現することによって、
結果として、
「読者の心に響かない”浅い”文章」
が生まれてしまうんですね。
伝わらないものを
時間とエネルギーをかけて、
続けている意味はあるでしょうか?
リアルに会って直接想いを伝えるほうが得意なのであれば、
文章を書く時間を、ひとと会う時間にしたほうが、
生産性は格段に上がると思います。
わたしたちは
なんのために、
文章を書くのでしょうか。
それは、自分の想いに共感してくれるひとと出会い、
そのひとをこの手で助けるためだとぼくは思います。
想いの伝わらない文章は、
書いていても誰も幸せにならないんですね。
誰からも嫌われないような文章というのは、
誰からも好かれない文章です。
否定的な反応がないうちというのは、
自分のほんとうの想いを
まだまだオブラートにつつんでいるともいえます。
自分の想いを全開にして書き続ければ、
いずれどこかで、否定的な反応が来る可能性があります。
ですが、
その「いつの日」を怖れ、
誰にも響かない文章を書き続けて、
分かってくれる人はきっといると信じ、
その人と待ち続けていたら、
人生はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
敵をつくってください、
といっているのではありません。
けんかを売ってください、
といっているわけでもありません。
自分をフルパーミッション(100%全開)し、
思考と感情を解放したときに
自分でも思ってもみなかったような
「熱い反応」が返ってくることを知ってもらいたいのです。
読者の反応に、思わず泣いてしまうような、
震える感動を味わってほしいんです。
「それは、金子さんだからできるんでしょ」
と思うかもしれません。
でも、
それはちがいます。
誰もが、
読む人のこころがうち震えるような文章を
書くことができるようになるんです。
それは、
読者に近づくことでしかなしえることはできません。
京都の文章セミナーは、
資料を作成しているだけで
かなりテンションが上がっています。
心に届く文章を書く技術については、
メルマガでもまたお話していきますね!